活動紹介

第14回 水平ワークショップ開催

2010年3月26日(金) 情報セキュリティ大学院大学 にて「オフィス文書セキュリティ」をテーマに「第14回 ISSスクエア水平ワークショップ」を開催しました。

日時:2010年3月26日 (金) 14:00~18:00
場所:情報セキュリティ大学院大学 303・304教室
テーマ:「オフィス文書セキュリティ」
参加者:63名
後援: 国立情報学研究所・日立製作所システム開発研究所

紙情報の電子文書への置き換えが進む中、個人情報漏洩は既に大きな被害をもたらしています。さらに、重要文書の完全性や可用性の喪失にまで今後波及する事態となれば甚大な被害が生じる恐れがあります。このように文書セキュリティは社会全体として本腰を入れて対処すべき課題です。 このような課題に対して、技術やビジネスと習慣や法制度という社会システム全体のなかで課題を捉え、システム設計科学的アプローチにより課題解決することが考えられます。例えば、電子文書化による業務の「効率化」と情報漏洩の「リスク」とのトレードオフであるITリスク管理問題として捉えて課題解決する方法です。 本ワークショップでは、医療分野や一般オフィスでの電子文書化状況、さらにセキュリティ上重要な役割を担うRFIDや電子透かし技術を文書へ応用した事例を紹介し、人、モノ、情報、サービスのID(Identity)管理やID認証連携による社会情報基盤の可能性を議論しました。


プログラム
時刻 内容
13:30~13:35 開会挨拶
寳木 和夫  (情報セキュリティ大学院大学 連携教授/
     ㈱日立製作所 システム開発研究所 主管研究長)
13:35~14:15 公文書管理体制の在り方
縣 公一郎  (早稲田大学政治経済学術院 教授)
14:15~14:55 RFIDと電子透かしによるオフィス文書セキュリティの実現
田代 勤  (㈱日立製作所 セキュリティ・トレーサビリティ事業部 主管技師長)
14:55~15:35 ペーパーレスオフィスの情報セキュリティ
永瀬 正敏  (ソフトバンク株式会社 情報システム部)
15:35~15:45 休憩
15:45~16:25 医療データ中心科学の推進基盤: 危うさと可能性
倉本 秋  (高知大学医学部附属病院 病院長・教授)
16:25~17:05 Shibboleth電子認証連携と学術コンテンツ流通技術
山地 一禎  (国立情報学研究所 コンテンツ研究開発センタ 准教授)
17:05~17:45 IDの連続性を用いたICTリスク管理の可能性
曽根原 登  (国立情報学研究所 教授)
17:45~17:55 質疑応答
17:55~18:00 閉会挨拶
小柳 和子  (情報セキュリティ大学院大学 教授)
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