活動紹介

第15回 水平ワークショップ開催

2010年5月21日(金) 情報セキュリティ大学院大学 にて「重要インフラのセキュリティ」をテーマに「第15回 ISSスクエア水平ワークショップ」を開催しました。

日時:2010年5月21日 (金) 13:00~18:00
場所:情報セキュリティ大学院大学 303・304教室
テーマ:「重要インフラのセキュリティ」
参加者:80名

重要インフラとは、国民生活や社会経済活動において、他への代替が困難なサービスを提供する基盤であり、その機能が不全な状態に陥った場合に、社会生活に多大なる影響を及ぼす恐れがあるものを指します。 従ってそれらが健全にサービスを提供し続けるようにすることが、重要インフラのセキュリティの目標であると考えられます。 「重要インフラ」は、我が国の『第2次情報セキュリティ基本計画』において、対策実施すべき4領域の一つに指定されると共に、『重要インフラの情報セキュリティ対策に係る第2次行動計画』では、防護対象となる具体的な重要インフラとして、「情報通信」、「金融」、「電力」など、10の分野が整理されています。 一口に重要インフラといっても多種多様であり、相互に依存する部分もあるため、全体を把握したり有効なセキュリティ対策を施すことは決して容易な作業ではありません。 重要インフラにおけるセキュリティの在り方を考える契機とするべく、本ワークショップでは「情報通信」など重要な分野について、それぞれの分野の専門家をお招きし、現状や抱えている課題、具体的な対策などを紹介いただきました。


プログラム
時刻 内容
13:00~13:05 開会挨拶
川村 信一  (情報セキュリティ大学院大学 連携教授/ 独立行政法人産業技術
     総合研究所 情報セキュリティ研究センター 副センター長)
13:05~13:50 重要インフラに関する情報セキュリティ政策について
丹代 武  (内閣官房情報セキュリティセンター 内閣参事官)
13:50~14:35 金融機関における安全対策の取り組みについて
杜下 賢一  (財団法人金融情報システムセンター 監査安全部 総括主任研究員)
14:35~14:45 休憩
14:45~15:30 スマートグリッドにおけるセキュリティ -NIST SGIP CSWGの取り組み-
伊藤 聡  (株式会社東芝 研究開発センター コンピュータアーキテクチャ・
    セキュリティラボラトリー 主任研究員)
15:30~16:15 制御システムとそのサイバー・セキュリティ課題
宮地 利雄  (一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 理事)
16:15~16:25 休憩
16:25~17:10 セプターカウンシル:サイバーネットセキュリティ防御のための重要インフラ
事業者間連携の取組について

有村 浩一  (財団法人日本データ通信協会 Telecom-ISAC Japan 企画調整部 部長)
17:10~17:55 セキュリティ問題に関する通信事業者間の連携事例
水越 一郎  (NTT東日本株式会社 ブロードバンドサービス部 担当部長)
17:55~18:00 閉会挨拶
佐藤 直  (情報セキュリティ大学院大学 教授)
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